買い物をする際、クレジットカードだけでなくデビットカードを使って支払いをすることもできます。
支払いに使えるカードという意味では一緒ですが、実はクレジットカードとデビットカードはカードの種類が違います。
特に、デビットカードは名前こそよく聞くけど、具体的にどんなカードなのかまではわかりにくいですよね。
クレジットカードとデビットカードにはどういった違いがあるのか、知っておくと使い分けもできて便利ですよ。
このページでは、クレジットカードとデビットカードの違いや見分け方、それぞれの手数料やおすすめの使い分け方について詳しく説明していきますね。
クレジットカードについて
クレジットカードは、決済時に使えるカードのこと。
16桁の番号があって、クレジットカードが使えるお店で提示すると、支払いに利用することができます。
現金を持ち歩かなくても、カード1枚で買い物ができるので便利ですよ。
ちなみに、クレジットカードにはいくつか支払い方法があります。
ほとんどのクレジットカードは、以下の支払い方法に対応していますよ。
- 一括払い(1回払い)
- 分割払い
- リボ払い
- ボーナス払い
基本的には、1回払いを利用するのがおすすめ。
分割やリボ払いにすると、1回に支払う金額は少なくても、利息などがついてしまい長い目で見たときに損をしてしまいます。
また、クレジットカードで支払った分は、1ヶ月後に請求されることがほとんど。
クレジットカード会社が定めた引き落とし日に、まとめて口座から利用額が引き落とされます。
「引き落とし日に残高がなくなってしまった!」ということがないように、計画的に使っていきましょう。
現金を使っている感覚を意識してクレジットカードを使えば必要以上に使うことを防げると思います。
デビットカードについて
クレジットカードは知っているけど、デビットカードのことはいまいちよくわからない、という場合もあると思います。
デビットカードは、クレジットカードと同じように16桁の番号があってカードの大きさもクレジットカードとほぼ同じ。
見た目的には、あまりクレジットカードとの差がありません。
クレジットカードが使えるお店であれば、デビットカードを提示して支払いをすることができますよ。
ただし、デビットカードは一括払い(1回払い)にしか対応していません。
しかも、使った瞬間に引き落とし口座からすぐ利用額が引き落とされるシステムになっています。
クレジットカードの支払い時期は先延ばしになるのでつい忘れてしまいがちですが、デビットカードは即時決済なのでその心配もありません。
口座に入っているお金以上に使いすぎてしまう心配もありませんよ。
クレジットカードとデビットカードの違い
クレジットカードとデビットカードの違いは、なんといっても支払い回数にあります。
デビットカードは一括払いしかできませんが、クレジットカードは支払い回数が選べますよ。
大きな買い物をしたいけど、1回に支払う金額を少なくしたい…というのであれば、クレジットカードがおすすめですね。
分割払いやリボ払いを利用しなくても、ボーナス払いで大きな買い物をお得にすることができます。
もしもあらかじめ大きな出費が控えているのであれば、還元率が高くてボーナス払いに対応しているクレジットカードを用意しておくと良いでしょう。
また、支払い回数以外にも、口座からお金が引き落とされるタイミングも違います。
それぞれ、口座からお金が引き落とされるタイミングは以下の通り。
- クレジットカード…引き落とし日にまとめて引き落とし(利用日の1ヶ月後が多い)
- デビットカード…カードで支払いをしたら即時引落
「お金の管理が上手くできるか心配」というのであれば、即時引落ができるデビットカードがおすすめ。
クレジットカードのように、お金を使いすぎてしまうという心配がありません。
また、ポイント還元率でいうとクレジットカードのほうがどうしても有利になります。
カード利用でポイントを効率的に貯めたいというのであれば、クレジットカードを持つのがおすすめですね。
クレジットカードとデビットカードの見分け方
クレジットカードとデビットカードの違いがわかったところで、2つのカードはどうやって見分けるのか?というところも気になるかと思います。
どちらも16桁の番号があってサイズ的にも同じぐらいのカードなので、どうやって見分けをつけたらいいのか悩んでしまいますよね。
見た目的にもそっくりな2つのカードですが、デビットカードには「デビット」と記載されています。
▼デビットもしくはDEBITと記載されていることがほとんど。このデビットマークが目印。
自分が使っているカードがクレジットカードかデビットカードなのかわからないときは、デビットという文字があるかを基準に確認してみてくださいね。
クレジットカードとデビットカードの手数料を比較
カード払いをしていると、「利用額のほかに手数料はかからないの?」というところも気になってきますよね。
手数料としてお金がとられることほどもったいないことはないので、それぞれにかかる手数料についても知っておきましょう。
クレジットカードとデビットカード、それぞれの手数料については以下の通り。
(※クレジットカードは楽天カードを例にしています。)
支払い回数 | クレジットカードの手数料 | デビットカードの手数料 |
---|---|---|
一括払い(1回払い) | 無料 | 無料 |
2回払い | 無料の場合も | × |
分割払い | 実質年率12.25%~15.00% | × |
リボ払い | 実質年率15.00% | × |
ボーナス払い | 1回払いなら無料 | × |
クレジットカードでも、1回払い・2回払い・ボーナス1回払いなら無料で利用できることもあります。
分割払いやリボ払いを利用しないのであれば、手数料は基本的に無料と思って大丈夫ですよ。
また、デビットカードの場合は口座から即時に引き落とされるので、ATMに行く回数も減ります。
ATMで無駄な手数料を取られなくなる分、節約にもつながりますよ。
おすすめの使い分け方は?
クレジットカードとデビットカードを上手く使い分けたいのであれば、両方のカードを1枚持っておくと便利です。
どちらのカードも持っていれば、普段の買い物はデビットカードの1回払いで即時決済、大きな買い物をしたいときはクレジットカードのボーナス1回払いを利用する、ということもできますよ。
自分の生活スタイルや利用したいシーンに合わせて選ぶのがおすすめですね。
ただ、どうしてもデビットカードよりクレジットカードのほうが還元率の高いものが多いです。
カード払いでポイントを貯めたいという場合は、還元率の良いクレジットカードを持っておきましょう。
どうしてもデビットカードしか持ちたくない!というのであれば、ポイント還元率が1%の楽天銀行JCBデビットカードがおすすめです。
楽天市場を利用すれば+ポイント1%なのでさらにお得ですよ。
クレジットカードとデビットカードはキャッシュカード一体型もあります
クレジットカードとデビットカードが、それぞれキャッシュカードと一体型になったものもあります。
キャッシュカード一体型だと、1枚でカード決済とATMでの引き落としができますよ。
財布の中もかさばらないので、荷物をなるべく少なくしたいのであれば一体型カードが便利です。
デビットカードのSony Bank WALLETは、海外に行く機会が多いのであれば特におすすめ。
海外で利用しても、決済手数料が無料というのが魅力的ですよ。
デビット単体のカードなら、年会費無料の三菱UFJ-VISAデビットなどがおすすめですよ。
ただ、デビット単体型のカードを持ち歩く場合、紛失には十分気をつけて取り扱うようにしましょう。
さいごに
クレジットカードとデビットカードの違いについて、簡単にまとめてみました。
- クレジットカードは支払い回数が選べる、デビットカードは1回払いのみ
- クレジットカードは利用月の翌月にまとめて決済、デビットカードは即時決済
- ポイント還元率はクレジットカードのほうが高い
- デビットカードは手数料無料で使える
ちなみに、デビットカードは未成年でも使えるカードになっています。
クレジットカードが発行できないかわりに、デビットカードを使うということもできますよ。
お金の管理が苦手だったり、カードを使いすぎてしまう心配がある場合は、デビットカードがおすすめ。
まずはデビットカードでカード払いに慣れてから、クレジットカードに移行していくのもいいですね!
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